
内閣が学校牛乳プロジェクトを中学1年から3年までに拡大することを承認しました。教育機会拡大校に通う58万人の生徒が対象になります。この制度の拡大によって、生徒の栄養改善を助け、家族の負担も減ることを目指しています。
また、これにより牛乳の買取が増え酪農家を助けることにもなり、市場への牛乳の過剰供給問題も解決できるとしています。
タイの教育制度に関するニュース。まず、このニュースを見て意味不明だったのが、”教育機会拡大校”という聞き慣れない学校名です。
で、調べてみたら、地方や山の上などで、小学校と中学校が別の学校として作られていない地域にある、小中一環の学校のことだそうです。
普通は公立の学校は幼稚園、小学校、中学校、となっているのですが、地方自治体の財政の問題や、交通の便の問題などで、この内の小学校と中学校を合体させたものを、教育機会拡大校という名称で呼んでいるとのことでした。
山の上に行く機会が結構あるので、今度学校の門にその様に書いてあるか見てこようと思います。今回のニュースはこの教育機会拡大校で、いままでは小学生までが対象だった無料牛乳配布が中学まで拡大されたということなんですね。
これはタイ政府の生徒の栄養改善と酪農家の支援する政策として施行されました。
ちなみにタイの教育制度及び給食制度は以下のようになっています。
| 教育段階 | 就学年齢の目安 | 日本語での表記例 |
|---|---|---|
| 就学前教育 | 3~5歳 | 幼児発達センター、幼稚園(3年制) |
| 初等教育 | 6~11歳 | 小学校1年~6年 |
| 中等教育前期 | 12~14歳 | 中学校1年~3年 |
| 中等教育後期 | 15~17歳 | 高校1年~3年 |
| 高等教育 | 18歳~ | 大学・専門学校 |
| 学校種別 | 給食制度 | 牛乳配布制度 |
|---|---|---|
| 公立幼稚園(3年) | 無料給食あり | 牛乳配布あり |
| 公立小学校(6年) | 無料給食あり | 牛乳配布あり |
| 公立中学校(3年) | 地域・自治体次第(全国一律ではない) | 原則なし(今回も対象外) |
| 教育機会拡大校 中学(3年) | 地域次第 | 今回の拡大で牛乳配布あり |
| 高校(3年) | 原則なし | なし |
以前、仕事でチェンマイの酪農家の農協を訪問した時に、やはり牛乳の消費が少なくて、廃棄する量が多いと嘆いておられました。アイスクリームなどを作って販売もしているのだが、全然追いつかないと。今回の、この様な政府の政策で少しでも酪農家の方の助けになれば良いなぁと思います。