
第3管区税関は違法商品の取締を進め、外国産の”黒もち米”3万Kg(120万バーツ相当)を押収しました。税関手続きを経ていないもので、ピサヌローク県の国道11号インタブリーチェンマイ線上で摘発されました。
このニュースを見て、”黒米”ってなんだって、タイのスーパーや市場でよく見るのは黒じゃなくて、赤紫色の赤米なんですよね。もしかして、赤米のことをタイ語で黒米というのかと思って、調べたら、これ全く別物だったんです。表にしてみました。
| 項目 | 赤米 | 黒米 |
|---|---|---|
| 色 | 赤褐色 | 紫黒色 |
| 色素成分 | タンニン系ポリフェノール(プロアントシアニジン) | アントシアニン(ブルーベリーと同じ成分) |
| 食感 | ぷちぷち、素朴 | もちもち、コクがある |
| 風味 | 赤飯のような素朴さ | 甘みとコク、香ばしさ |
| 主な用途 | 神事・供物、赤飯、雑穀米 | 健康食、雑穀米、リゾット、タイ料理の炒飯など |
| 栄養 | 食物繊維、鉄、マグネシウム、ビタミンB群 | 食物繊維、鉄、亜鉛、アントシアニン抗酸化作用 |
| 日本での呼び方 | 赤米(古代米) | 黒米(紫黒米) |
正直、チェンマイというか私の生活圏では黒米は見たことがないので、どうやって食べるのかとかも知りませんでした。
これ、いま健康食ブームで需要が高まっているんだそうです。雑穀米として、白米と混ぜて売られたり、加工食品用の色素として使われたりしているとのこと。健康食品メーカーが輸出用に使ったりもしているそうです。
タイは米を輸出するぐらい生産量があるのに、何故と思ったのですが、黒米の生産量は89万トンもあるのですが、価格が高くプレミアム市場向けになってしまっていて、周辺国からの輸入の低価格のものの需要が高いんですね。
ただ、食品の輸入にはタイでも厳しい基準が有り、それを避けるため、その費用を浮かすために密輸が跡を絶たないんですね。
関税自体はAseanの取り決めで黒米の関税は0なんですが、業者としては手数料と品質検査を避けたいという気持ちが摘発されて没収されても、仕方がないと思ってやっているようです。もちろん摘発も100%ではないので。つまりはそれだけ利益があるということなんですね。
安全性よりも利益。企業の論理ですね。
さて、その黒米、日本では古代米としてやはり健康食品の一部として需要があるようです。こんなページを見つけました。
古代米についてはこちら
私はいつも健康のために玄米なんですが、たまに赤いもち米とかも食べます。今度機会があったら黒米も食べてみたいと思います。