偉大な功徳 その息吹は他の命を活かし続ける!!


4歳の少女のサンナーちゃんが事故で脳死状態になりました。家族は彼女の”人を助ける医者になりたい”と言う夢を受け継ぎ、また大きな功徳を積むために、両腎臓を移植を待っている人に提供しました。
このニュースでは感動的に書かれていますが、私はショックを受けました。
幼い少女が事故で病院に搬送され、色々処置を施したにも関わらず、結局脳死状態になってしまっていた。
そこで病院側から臓器提供ができますよと家族に説明、家族が同意して、腎臓2つが、移植を待っていた患者2人に提供されたんです。
これつまりは脳死状態の患者から臓器を取り出した。まだ心臓が動いている状況で臓器を取り出して、移植に使ったということなんです。
実はタイでは”脳死=人の死”として2016年に最高裁判所が認定したんです。
これは、2002年に起きた”ワチラプラカーラ病院事件”というのがきっかけなんですね。
2002年にその病院で脳死患者から家族の同意を得ずに臓器が摘出され、家族が殺人として訴えていたんです。結局2016年、最高裁判所で”脳死=人の死”と認定され、ただ、臓器摘出に関しては、生前の本人の意思だけでなく、最終的には家族の同意が必要とされました。
日本だと脳死となっても生命維持装置を繋いで、意識が戻ってくるかもと、奇跡を待つ事が多いと思います。タイは違うんですね。
脳死の判定には複数医師の確認が義務付けられ、厳格に行うことになっています。
移植する側からすると、心臓が動いていて、血液が常に臓器に周っている状況の新鮮な臓器が提供されるので、移植後の成功率が高いそうなんです。
心臓が動いていたら、日本人ならかなり抵抗がありますよね。
そこは、仏教国のタイ、医学的な面からだけではなく、自分の命に代えて人の命を救うという、とてつもない徳を積む事ができると考えるんですよね。
実際、タイ全体で見ると臓器提供件数は毎年数百件規模という大きな数字です。
今回のニュースではチェンマイ大学附属病院(スワンドーク病院)で、53例目の小児臓器提供者ということで、話題になりました。小児提供者が稀だからです。小児が脳死になることが、成人よりもずっと少ないからなんですね。
どうでしょうか?脳死でも心臓が動いていたら・・・。臓器提供・・・。私にはまだ抵抗感があります・・・。